水道修理料金の適正化

広告では安価な価格を謳っておきながら、実際の修理にはとんでもなく高い代金を請求したり、依頼していない修理まで行い、強引に代金を払わせるといった悪徳業者は現在も存在しています。

そんな業者がいるために水道修理のイメージが損なわれたり、誠実な業者までが迷惑を被ったり、また消費者も安心して修理を依頼できないなど、現状を改善していかなければならないのが水道修理の業界です。そこで水のトラブル消費者相談協会では悪徳業者に仕事をさせないために、価格の適正化を推進しています。

業者にとって料金を適正にすることは、高い技術力と出張作業を維持することにつながります。あまりにも安かったり、受付オペレーターの対応に不満を感じたり、不透明な料金体系が不安な会社は避け、価格が明確で質問にしっかりと答えてくれる対応のよい企業を選ぶようにしてください。

水道修理料金の適正料金

「基本料金お安くします〜といった、さも低価格で修理をする旨の内容を掲示しておきながら、いざ修理になると法外な料金だった」というような相談が最近増えています。

そういった誇大広告の掲載には、水のトラブル消費者相談協会が覆面調査等を実施することで、価格の是正を推進しています。とはいえ、水道修理作業員が自宅へ訪問する際には、それなりに料金が掛かります。そこでコストや原価を事前の電話連絡で確認しておき、依頼するかを判断するようにしましょう。

作業員が訪問する際にかかっているコスト

  • ・集客コスト(広告費、フリーダイヤル通話料)
  • ・作業員の人件費
  • ・車のガソリン代金
  • ・高速道路料金(緊急の場合)
・・・などの項目が料金に含まれています。

安く済ませたいからといって、適正価格からかけ離れた安価な料金やセールストークを鵜呑みにすることは悪徳業者の思うつぼです。もし時間に余裕があるような場合は、何社か見積もりを出してもらうと常識的な価格設定がどの程度か確認ができるので、お試しください。

協会の仕事

全日本水のトラブル消費者相談協会は、水道修理業者同士の連携を高め、情報の共有を行うとともに、消費者の保護と情報の提供を目的としています。具体的には以下の事業を行っています。

  • 1)水道修理関連会社の実在確認と実態調査
  • 2)当法人正会員登録事業者への認証ロゴの発行
  • 3)一般消費者からの相談・苦情受付
  • 4)当法人ウェブサイトにおける情報発信
  • 5)前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業
以上のように、業界のサービス啓蒙や技術品質の向上のほか、トラブルが起きないよう事前対策の啓蒙をしています。消費者の保護と生活向上を実現し、水道修理業界の健全な発展に力を注いでいます。

料金の透明性確保が課題

水道修理にかかる料金は対応する会社によって価格帯に幅があるうえ、悪徳業者もなかには存在しています。そのために「なんとなく怖い」「なぜかわからないが高い修理代を払わされそう(払わされた)」といった理由で、トラブルが起きても修理業者への依頼に二の足を踏んでしまう消費者もいます。

水のトラブル消費者相談協会は、そんな「あまりにも不透明な水道修理業界」「修理会社1社でも料金体系は1つではなく、非常に多くの料金表が存在すること」といった水道修理業者のマイナスイメージを払拭するために、不明確な修理料金を明確にしたり、消費者が安心して修理会社を利用できるよう努めています。

キャンペーンとは違う適正価格が必要

水道の修理料金は高いというイメージをお持ちの方も多くいらっしゃいます。しかし水道工事の技術者が即日で出張対応できる状態を維持することは大変なコストがかかります。さらに依頼者のもとで作業するためには確かな技術者を派遣しなければなりません。

また、現場で起こるトラブルにいかに臨機応変に対応できるかが求められる仕事でもあります。現場で水を止める、水漏れを止める、水のつまりを解消させるといった技術力、特に排水管などは建物の図面などが無い中で、水のつまりの原因を探らなければなりません。

洗練されたテクニックを持った技術者が派遣されるからこそ、水道のトラブルが解決できます。ただ「安い」のではなく、適正な価格で適正なサービスが行われるよう、水のトラブル消費者相談協会では啓発をすすめてまいります。