事例2:十分な説明もなく、想定外の作業を行った

ろくに説明もないままに、大がかりな修理や交換を行い、法外な値段を請求する業者がいます。そんな業者とトラブルになったケースも多いですが、納得のいかない修理代金は絶対に払わないようにしましょう。

このような手口が報告されています

「配布されたチラシを見て連絡したところ、緊急時の応急処置を依頼したのに、十分な説明もなく、パッキン交換等、簡易な修理で済むにも関わらず『水栓を交換しなければダメ』などと不要な工事を勧められた。」

「『シャワーの水漏れは○○○○円~、作業前の見積りで安心修理』などと広告し、申込時に『見積りをしてから作業に入るから大丈夫』と安心させ、実際には修理の説明もなく、想定外の作業までされた」

「折り込みチラシで宣伝していた修理業者に蛇口の水漏れの修理を依頼。すると、現場の作業担当者は調査工事が必要と言い、立ち会い人の了承がなかったにも関わらず依頼内容以外の作業を勝手に始めてしまった。その様子に驚いたので修理の中止を要求すると、作業を中断したままの状態で放り出し、いなくなった。後で問い詰めると、現場の担当者は自分が気づかないうちに母に『この件に関し今後一切異議申立をしない』という書面に署名させていた。

依頼をする前にこんなことに注意しましょう

「交換しなければ直らない」と、すぐに取り替えろと迫られても、まずは応急措置だけの対応を要求しましょう。そして修理内容の説明に納得できる場合だけ契約しましょう。価格設定に疑問を感じたら、ほかの業者に聞くなど、契約は慎重に行いましょう。

また、あたかも水道局認定の業者だとほのめかし、水道局の方針かのように「当然やるべきだ」というような口調で言われたとしても、水道局側が自ら特定の業者を利用して、水道管の修理を行うということは、絶対といっていいほどありません。自宅にいきなりやってくる業者には頼まず、水のトラブル消費者相談協会が認定している指定工事業者を紹介してもらうのが一番でしょう。